【3月4日】春の3K
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
「春の3K」への注意喚起が取り上げられていますが、皆さまはご存知でしょうか。
春の3Kとは、「寒暖差(かんだんさ)」「強風(きょうふう)」「花粉(かふん)あるいは乾燥」の頭文字をとったものです。
春の訪れは嬉しいものですが、実は私たちの体にとっては、非常に過酷なストレスが重なる時期でもあります。
本日は、この「春の3K」から身を守るための、東洋医学的な防衛術についてお話しします。
■ 1. 「寒暖差」には首元と足首の防備を
冬の寒さと春の陽気が入り混じるこの時期は、1日の気温差が非常に激しくなります。
この寒暖差は、体温を調節する自律神経をフル稼働させ、激しく疲弊させる一番の原因です。
東洋医学では、寒さは「首の後ろ」や「足元」から入り込むと考えられています。
日中は暖かくても、朝晩の冷え込みに備えて、薄手のストールを一枚持ち歩いたり、足首を覆う靴下を履いたりと、3つの首(首・手首・足首)を冷やさないように心がけてください。
■ 2. 「強風」から身を守るバリア「衛気(えき)」
春一番に代表されるように、春は風が強い季節です。東洋医学では、風は「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれ、単なる風ではなく、様々な不調を体の中に運び込む厄介なエネルギーとされています。
この風邪を跳ね返すための、体の表面に張る目に見えないバリア機能を「衛気(えき)」と呼びます。
衛気を生み出すのは「胃腸の働き」と「質の良い睡眠」です。冷たい飲み物を控え、温かい食事で胃腸を労わることでバリアが強化され、強風や急な冷えに負けない体が作られます。
■ 3. 「花粉・乾燥」には粘膜の潤いを
春の強い風は、花粉やホコリを運んでくるだけでなく、空気中の水分を奪って乾燥を引き起こします。
呼吸器や目の粘膜が乾燥していると、花粉などのアレルゲンが侵入しやすくなり、くしゃみや目のかゆみといった症状がダイレクトに悪化してしまいます。
これを防ぐには、体の中から潤い(陰液)を補給することが大切です。はちみつ、れんこん、大根など、東洋医学で「粘膜を潤す」とされる食材を意識して取り入れてみてください。
春の不調は、決してあなたの気合いや体力が足りないせいではありません。
寒暖差や強風といった自然環境の激しい変化に、体が一生懸命適応しようと頑張っている証拠です。
「今日は風が強いな」「気温差が激しいな」と思ったら、無理に活動せず、体を休めることを優先するのも立派な養生です。
春の3Kに負けないよう、ご自身の体を優しく守ってあげてくださいね。
それでは、今夜も暖かくしておやすみください。

