【3月5日】今日は「啓蟄」。
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
今日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」ですね。
雪の中から黄色い福寿草やピンクの梅が顔を出し始め、土の中で冬ごもりしていた虫たちも外へ這い出してくる、本格的な春の目覚めの時期です。
人間も同じように、内にこもっていたエネルギーが外へ向かって発散されようとしますが、急激な変化に体が追いつかず、自律神経が乱れやすいタイミングでもあります。
そこで本日は、これまで当院のブログや画像でご紹介してきた数々のセルフケアを総動員して、冬の間に溜め込んだ邪気(鬼)を払い、体をスムーズに「春モード」へと開いていくためのステップをご紹介します。
■ ステップ1:窓辺で体を大きく「開く」
春は「のびのびと過ごす」ことが何よりの養生です。
朝起きたら、窓辺の明るい光を浴びながら、両手を大きく上に挙げて「バンザイ深呼吸」をしましょう。そのまま体を横に倒して「体側(脇腹)」を伸ばせば、冬の間に縮こまっていた肋骨が広がり、新鮮な空気が肺の隅々まで行き渡ります。
また、壁に手のひらをついて体を反対に向け、肘から下の腕をしっかりとストレッチすることで、巻き肩もリセットされ、呼吸がさらに深くなります。
■ ステップ2:日中のソワソワ感と巡りを「整える」
春は環境の変化も多く、交感神経が過敏になりがちです。
デスクワークの合間には、手のひらの中央(労宮)を反対の親指でグッと押したり、両耳をつまんで横に引っ張ったりしてみてください。これだけで脳の緊張がフッと解け、リラックススイッチが入ります。
さらに、ソファでくつろぎながら、首の付け根である「鎖骨のくぼみ」に指を沈めて優しくほぐすことで、冬の間に滞っていた老廃物の出口が開き、全身の巡りが良くなります。
■ ステップ3:夜は芯から「温め、休める」
東洋医学では、春は五臓の「肝(かん)」がよく働き、疲れやすい季節です。肝は目と深く繋がっているため、夜はホットアイマスクでしっかりと目を温めて休ませてあげましょう。
そして、まだ冷えが残る夜には、おへその下(関元)に温かいお灸を据えたり、ベッドに横になってお尻(仙骨)に湯たんぽを当てたりして、体の芯に熱を届けてください。
眠りにつく前には、ベッドの上で足の裏を合わせる「カエル足のポーズ」で股関節を解放し、最後に仰向けになって「みぞおち」の上に両手をそっと重ねます。手の温もりを感じながら深呼吸を繰り返せば、心も体も深い安心感に包まれます。
季節の変わり目は、頑張りすぎず、ご自身の体を優しく労わることが一番大切です。
これまでのケアをヒントに、ご自身が「心地よい」と感じるものを組み合わせて、春の清々しいエネルギーをたっぷりと受け取ってくださいね。
今夜も穏やかで、良い夜をお過ごしください。

