【2月14日】「症状なき血管の破壊」を防ぐ
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
今日はバレンタインデーですね。
チョコレートやスイーツを楽しむ方も多いと思いますが、その一口の裏側で、体の「ある数値」が動いていることをご存知でしょうか。
健康診断で「血糖値が高め」と言われても、「特に体調は悪くないし、痛くも痒くもないから大丈夫」と放置していませんか?
実は、その油断こそが一番の落とし穴です。
今日は、知らない間に体を蝕む「サイレントキラー」の正体と、必ずチェックすべき「運命の数値」についてお話しします。
■ 1. 糖尿病は「おしっこ」ではなく「血管」の病気
「糖尿病」という名前から、トイレが近くなる尿のトラブルだと思っている方が多いのですが、本質はそこではありません。
医学的に正しく怖がるならば、これは「全身の血管がボロボロになる病気」です。
血液の中に溢れかえった糖分は、鋭利なガラス破片のように、血管の内壁を内側から傷つけ続けます。
痛みがないまま、あなたの血管は静かに、しかし確実に傷だらけになり、硬く脆くなっていくのです。
■ 2. 目、腎臓、足…「末端」から腐っていく
血管の破壊は、細い血管が密集している場所から始まります。
・目(網膜):眼底の血管が詰まり、最悪の場合は失明します。
・腎臓:血液をろ過できなくなり、一生人工透析が必要になります。
・神経:感覚が麻痺します。足に怪我をしても気づかず、そこから壊死して足の切断に至ることもあります。
これらは脅しではなく、治療を放置した先に待っている現実です。
症状が出た時には、もう血管は限界を迎えていることが多いのです。
■ 3. ごまかしが効かない「HbA1c」を見てください
では、どうすれば手遅れになる前に気づけるのでしょうか?
健康診断の結果表で、血糖値の近くにある「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という項目を探してください。
・血糖値:採血した「その瞬間」の数値。(食事を抜けば下がります)
・HbA1c:過去1〜2ヶ月の「平均点」。(一夜漬けの対策は通用しません)
いわば、血糖値が「写真」なら、HbA1cは「防犯カメラの録画」です。
あなたの生活習慣のすべてが、そこに記録されています。
■ 4. 「6.5」を超えたら、迷わず病院へ
受診すべきか迷ったら、この基準を覚えておいてください。
HbA1cが「6.5」を超えていたら、アウトです。
これは糖尿病型の判定に使われる境界線です。
「まだ大丈夫」と思わず、必ず専門医を受診してください。
また、危機感を持つための目安として、「今の数値に30を足して、体温に置き換える」という考え方があります。
・HbA1c 6.0 → 36.0℃(平熱・正常)
・HbA1c 7.0 → 37.0℃(微熱・注意が必要)
・HbA1c 8.0 → 38.0℃(高熱・かなり危険!)
もしあなたの数値が7や8なら、体の中では微熱や高熱が続いているのと同じくらいの緊急事態が起きていると考えてください。
おいしいものを長く楽しみ続けるためにも、血管というライフラインを守ることは不可欠です。
次の健康診断まで待つ必要はありません。
もし手元に去年の結果があれば、今すぐ「HbA1c」を確認してみてくださいね。
それでは、素敵なバレンタインの夜をお過ごしください。

