【1月下旬の不調】寒さが招く「冬季うつ」と自律神経の関係
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
1月も終わりに近づき、寒さが最も厳しくなるこの時期。「朝起きるのが辛い」「なんだか気持ちが落ち込む」「寝ても疲れが取れない」といった症状を感じていませんか?
実はこれ、単なる「お正月ボケ」や「気合不足」ではなく、医学的な理由があるかもしれません。
本日は、この時期特有の不調の原因と、ご自宅でできる具体的な対策について、東洋医学と解剖生理学の両面からお話しします。
1. なぜ今の時期、自律神経が乱れるのか?
今の時期に不調が出やすいのには、主に2つの大きな理由があります。
① 寒暖差による「エネルギーの枯渇」
私たちの体は、気温差に対応して体温を一定に保つために、自律神経が常に働いています。冬の厳しい寒さと、暖房の効いた室内との行き来は、自律神経にとってフルマラソンをしているような負荷がかかります。
これにより、本来身体を回復させるために使うエネルギーが体温調節に使われてしまい、慢性的な疲労状態(エネルギー切れ)を引き起こしてしまうのです。
② 日照時間の不足による「セロトニン不足」
冬は日照時間が短いため、精神を安定させる脳内ホルモン「セロトニン」の分泌が減少しがちです。これが「冬季うつ」と呼ばれる、冬特有の気分の落ち込みの一因となります。
2. 東洋医学から見る「冬の過ごし方」
東洋医学では、冬は「閉蔵(へいぞう)」の季節と呼ばれます。
動物が冬眠するように、人間もエネルギーを外に漏らさず、内側に蓄えるべき時期です。
この時期に無理をして活動しすぎたり、身体を冷やして「腎(生命力の貯蔵庫)」を傷めてしまうと、春先のアレルギー症状や、5月の連休明けの不調にまで影響を及ぼしてしまいます。
今は「無理に頑張る」のではなく、「春に向けてチャージする」ことが仕事だと割り切ることも大切です。
3. 今すぐできる!自律神経を整えるセルフケア
今の時期におすすめしたいケアを2つご紹介します。
その①:お灸で「関元(かんげん)」を温める
おへそから指4本分下にあるツボです。ここは全身のエネルギーが集まる場所であり、ここを温めることで、冷え切った内臓を活性化させ、生命力を底上げします。
市販の台座灸でも構いませんし、貼るカイロで温めるだけでも効果的です。
その②:朝の15分日光浴
朝起きてカーテンを開け、しっかりと陽の光を浴びてください。目から光の刺激が入ることで体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質を高める「メラトニン」の生成準備が始まります。
最後に
「自律神経の乱れ」は目に見えないため、つい自分を責めてしまいがちです。
しかし、体の仕組みを知れば、対処法は必ずあります。
春を笑顔で迎えるために、今しっかりと身体の土台を整えておきましょう。


