【8月9日】「はり・きゅうの日」。鍼灸は「痛くなってから」だけじゃない?
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
8月9日、日曜日。
今日は「はり・きゅうの日」です。
「はり(8)・きゅう(9)」の語呂合わせから、8月9日は鍼灸にちなんだ記念日とされています。
鍼灸師としては、なんだか少し嬉しくなる日ですね。
今日はせっかくの「はり・きゅうの日」なので、鍼灸について、よく聞かれることをひとつお話ししたいと思います。
それは、
「鍼灸って、痛くなってから行くものですよね?」
ということ。
もちろん、首や肩の痛み、腰痛、頭痛など、つらい症状が出てから鍼灸を受けていただくのも大切です。
でも、鍼灸は「痛みが出てから」だけのものではありません。
実は、身体がまだ大きな不調を感じていない段階で、自分の身体の状態を確認するために利用することもできます。
例えば、
「最近、肩が重くなってきた」
「朝起きた時に身体がスッキリしない」
「以前より疲れが取れにくくなった」
「寝てもなんとなく身体がだるい」
このような「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」という状態。
こうした小さな変化は、身体が出しているサインかもしれません。
東洋医学では、身体はそれぞれが独立しているのではなく、全身がつながっていると考えます。
例えば、肩がこっているからといって、必ずしも肩だけに原因があるとは限りません。
姿勢や呼吸、睡眠、食事、ストレス、身体の使い方など、さまざまな要素が重なって、今の「肩こり」という症状につながっていることがあります。
だからこそ、鍼灸では「痛いところだけを見る」のではなく、その人の身体全体の状態を見ながら施術していきます。
特に夏は、暑さによる疲労に加えて、冷房による冷え、睡眠不足、食欲の低下など、身体にさまざまな負担がかかる季節です。
「今年の夏はなんだか疲れるな」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、身体からの小さなサインを見逃さないことが大切です。
そこで今日は、今夜できる「身体の状態チェック」をご紹介します。
まず、布団に入る前に、ゆっくり息を吐きながら肩の力を抜いてみてください。
そして、
・首を左右にゆっくり倒した時、左右差はないか
・肩を上げ下げした時、動かしにくさはないか
・腰を前後に動かした時、違和感はないか
・深呼吸した時、胸やお腹が自然に動くか
を確認してみましょう。
「いつもと少し違うな」
と感じるところがあれば、それも身体からの大切なサインです。
痛みが強くなってから無理に我慢するのではなく、早めに休んだり、身体を動かしたり、必要であれば専門家に相談したり。
小さなうちに身体をいたわる習慣をつくっておくことが、毎日を快適に過ごすための第一歩になります。
「こんな程度で鍼灸に行っていいのかな?」
と思わなくても大丈夫です。
いつも頑張ってくれている自分の身体に、少しだけ目を向けてあげる日にしてみませんか?
痛みや不調を我慢するのではなく、
「今日の身体はどうかな?」
と確認すること。
それも立派な身体のメンテナンスです。
今夜はゆっくり身体を休めて、明日も皆さまが笑顔で過ごせますように。

