「消化吸収」と「食べる姿勢」
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
7月2日は「うどんの日」です。
香川県では昔から、夏至を過ぎて麦の収穫が終わった時期に、農作業の疲れを癒やすためにうどんを食べる習慣があったそうです。
つるっと喉を通るうどんは、食欲が落ちやすいこの時期、おいしいですね。
今日は、そんな麺類を食べる際にも意識してほしい、「身体の姿勢と、内臓の消化能力」についてお話しします。
私たちは普段、無意識に座って食事をしますが、実は「背もたれ」に寄りかかっているか、それとも「自分の力で座っているか」によって、胃腸の働きが大きく変わることをご存知でしょうか。
意外な知識として、「背中を丸めて座ると、胃の入り口が物理的に圧迫され、食べたものが食道へ逆流しやすくなるだけでなく、胃酸の分泌も鈍くなる」ということがあります。
反対に、椅子に座りながら両足の裏をしっかりと地面につけ、骨盤を立てて座るだけで、
腹筋の深層部が適度に緊張し、胃腸が本来の場所で正しいぜん動運動を始める準備が整うのです。
食べたものを効率よくエネルギーに変え、胃腸に負担をかけないための「食事前の姿勢リセット」をご紹介します。
- 食卓に着いたら、まず両足の裏を地面にペタッとつけます。
- 頭のてっぺんを天井から糸で吊るされているような感覚で、背筋をスッと伸ばします。
- この姿勢のまま、鼻から大きく息を吸い込み、お腹を膨らませます。
- 最後にふーっと息を吐ききって、お腹に軽く力を入れる(ドローイン)。
これで、胃腸を支えるインナーマッスルが目覚め、胃酸の分泌がスムーズになり、消化吸収の効率がグッと高まります。
「食事をすると、すぐにお腹が張る」「なんとなく胃もたれが続く」という方は、背骨が少し猫背になり、内臓が圧迫されているサインかもしれません。
ぜひつぎの夕食から、まずは「足の裏の接地」と「背骨の伸び」を意識して、身体が喜ぶ食事を楽しんでみてくださいね。
美味しい食事を心ゆくまで味わってお過ごしください。

