【6月16日】身体の「水毒」を甘みで調整

こんばんは。鍼灸院Nikoです。
今日は「和菓子の日」ですね。平安時代に健康を願って和菓子を食べる習慣があったことに由来するそうです。

甘いものは控えめに……と思われがちですが、中医学の視点で見ると、和菓子にはこの季節ならではの「身体を整えるヒント」が隠されています。


今日は、意外と知られていない「甘味と水分代謝」の関係についてお話しします。


東洋医学では、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)がそれぞれ五臓(肝・心・脾・肺・腎)を養うと考えます。

この中で「甘味」は、私たちの消化器系である「脾(ひ)」を養い、エネルギーを補う大切な役割を持っています。


しかし、注意が必要です。

湿気が多く、胃腸が弱りやすいこの時期に、油分や乳製品をたっぷり使った洋菓子を食べると、体内で消化しきれずに水分を停滞させる「水毒(すいどく)」の原因となってしまいます。

一方で、小豆や寒天、葛(くず)などを使った和菓子は、身体の余分な水分を排出する助けとなり、胃腸に負担をかけずにエネルギーを補うことができます。

まさに、今の時期にぴったりの「医食同源」の知恵と言えるでしょう。


また、今日は「麦とろの日」でもあるそうですね。

粘り気のある食材は、古来より胃腸の粘膜を保護し、元気を養うものとして重宝されてきました。

身体がどんよりと重いと感じるときは、甘いものや過度な食事を避け、消化の良いものをゆっくりと咀嚼することで、身体の中からリズムを整えることができます。


食後のケアとしておすすめなのが、「腹式呼吸と胃のツボ押し」です。


おへその少し上にある「中脘(ちゅうかん)」というツボを、手のひらでゆっくりと温めながら、大きく深呼吸をしてみてください。

小豆の温かさや、お茶の香りを楽しみながらこの呼吸を行うだけで、脾の働きが高まり、身体に溜まった湿気を追い出す力が活発になります。


「甘いものを食べると、なんだか身体が重くなる」と感じたことはありませんか? それは、甘味の質があなたの体質に合っていないか、消化する力が少し弱っているサインかもしれません。

そんなときは、ぜひ自分に合った和菓子を選んで、ゆっくりと味わってみてください。

それではおやすみなさい。

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