【6月5日】「結露」を防ぐ、梅雨前の養生
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
今日は「環境の日」です。私たちの体もまた、ひとつの小さな環境です。
外の空気が湿り気を帯びてくると、家の中の窓に「結露」ができるように、私たちの体の中にも「見えない結露(湿気)」が溜まりやすくなります。
今日は、梅雨時期の不調を防ぐために知っておきたい、中医学(東洋医学)の「湿」に対する考え方と、意外と知られていない「皮膚呼吸と湿気」の関係についてお話しします。
■「湿気」が体内に溜まると何が起きる?
中医学では、体内に溜まった過剰な水分や湿気を「痰湿(たんしつ)」と呼びます。これは単なるむくみだけでなく、自律神経にも大きな影響を与えます。
- 気の巡りを止める: 湿気は粘り気があるため、体の中を流れる「気」の巡りを物理的に阻害します。結果として、体が重だるい、頭がぼーっとする、やる気が出ないといった「気滞(きたい)」の状態を引き起こします。
- 皮膚という窓の曇り: 実は皮膚も呼吸をしており、湿気が過剰になると、皮膚の毛穴が詰まりやすくなります。これが排出機能の低下を招き、吹き出物や湿疹として現れることもあるのです。
■湿気を追い出す「皮膚の乾布摩擦(ソフトタッチ)」
皮膚の排出機能を助け、体表の湿気を取り除く簡単なケアです。
- 乾いた柔らかいタオルを用意します。
- 腕や足の先から心臓に向かって、優しくさすります(ゴシゴシと強くこすらず、表面をなでるように)。
- 特に脇の下や足の付け根など、関節周りを重点的に行います。
これを1分行うだけで、皮膚の毛穴が開き、体表に溜まっていた「気」が動き始めます。驚くほど体がスッと軽くなるのを感じられるはずです。
「なんだか空気が重いな」と感じるときは、あなたの体が湿気という重荷を抱えているサイン。
無理に動こうとせず、まずは衣類を風通しの良いものに変え、肌を優しくケアしてあげることから始めてみてくださいね。深呼吸とともにリラックスして過ごしてください。

