【5月19日】香りで切り替える
こんばんは。鍼灸院Nikoです。
今日、5月19日は「こ(5)い(1)く(9)」の語呂合わせから制定された「香育(こういく)の日」なのだそうです。
精油などの香り体験を通して、豊かな感性や心身の健康を育もうという日です。
5月も後半に入り、日差しが強まると同時に、少しずつ空気の湿り気を感じる日も増えてきましたね。
湿度が上がると体の中に余分な水分が溜まりやすくなり、なんとなく体が重だるい、頭がスッキリしないといった不調(水滞)を感じやすくなります。
本日は、五感の中でも特に脳に届くのが早い「香り」の力を使って、自律神経を整えるヒントをお話しします。
■ 香りは脳への「最短ルート」
私たちの五感の中で、嗅覚だけは特別なルートを通って脳に届きます。
視覚や聴覚の情報が理性を司る場所を経由するのに対し、香りの情報は、本能や感情、そして自律神経を司る「大脳辺縁系」という場所にダイレクトに伝わります。
つまり、「良い香りだな」と感じた瞬間、私たちの脳は言葉で考えるよりも先にリラックスモード(副交感神経優位)へと切り替わることができるのです。
■ 東洋医学で見る「香りと気の巡り」
東洋医学では、春から初夏にかけては全身のエネルギーである「気」が滞りやすい時期だと考えます。
気が滞ると、イライラしたり、胸がつまったような苦しさを感じたり、お腹が張ったりといった症状が現れます。
こうした「気の滞り」を解消するのに最適なのが、香りの良い食材や精油です。
柑橘系のレモンやオレンジ、ハーブのミントやシソなどの香りは、滞った気をスムーズに流し、心身の重だるさを吹き飛ばす「理気(りき)」という素晴らしい働きをしてくれます。
■セルフケア:香りを吸い込む「窓辺の伸び」
今夜、お休み前にぜひ試していただきたいリフレッシュ法があります。
・やり方
1 少しだけ窓を開けて、外の空気の匂いや、お気に入りのアロマの香りを感じる場所に立ちます。
2 足を肩幅に開き、両手を真上に高く上げて、指先までグーッと伸ばします。
3 胸を大きく開きながら、鼻から深く、その香りを肺の隅々まで届けるイメージで息を吸い込みます。
4 口から細く長く、体の外へモヤモヤをすべて出し切るように吐き出します。
深く呼吸をすることで、香りの成分がより効率よく脳へ届き、一日の緊張で固まっていた肋骨周りの筋肉もふんわりと解けていきますよ。
今夜も首元を冷やさないようにして、穏やかな夜をお過ごしください。

